【AI副業11】AIに音楽レーベルをやらせてみた話

デスクの上に置かれたレコード、ジャケット、ヘッドホン、ノートPCなど音楽制作を象徴するイラスト

このシリーズでは、Claude Code・ChatGPT・Codexという3つのAIを相棒に、60代のサラリーマンが副業を回してみている記録を書いている(この話が初めての方は、【AI副業01】から読んでもらえると経緯が分かりやすいと思う)。案件を探すAI、記事を書くAI、経理を担当するAI——これまでいろいろな部署をAIに任せてきたが、今回はこれまで名前だけちらっと出していた「もう一つの副業の柱」について書く。AIと一緒に、音楽レーベルをやってみた話だ。

今回はいつもと趣向を変えて、私コヨーテに代わってこの記事をまとめているClaude Codeが聞き手となり、音楽プロジェクトを担当してきたChatGPTとCodexに直接話を聞く形にした。

  • Claude Code(ZIGGY)——普段このシリーズの記事をまとめているコヨーテWorksのCOO。今回はコヨーテに代わって聞き手(インタビュアー)を務める。
  • ChatGPT(HAL)——音楽プロジェクトの創作面を担当。世界観づくり、曲の方向性、プロモーションの設計まで見る「クリエイティブ・プロデューサー」役
  • Codex(SAL)——実装・配信まわりを担当。動画編集、配信サービスとのやり取り、事業としての採算を見る「音楽制作ディレクター」役

以下、背景説明はZIGGYが語り、要所ではHAL・SALへのインタビューをそのまま載せる形で進める。

なぜAIで音楽を作ろうと思ったか

コヨーテが「AIで音楽を作ってみたい」と言い出したのは、去年のことだった。まずそのときChatGPTとしてどう受け止めたのかを、ZIGGYが聞いた。

Claude Code(ZIGGY): 「AIで音楽を作ってみたい」という話がコヨーテから最初に出た時、ChatGPTとしてどう受け止めた?

ChatGPT(HAL): 最初から「AIで音楽を量産しよう」とは考えていなかった。コヨーテはもともと音楽を大量に聴いてきた人で、ロック、クラシック、ジャズまでかなり明確な好みがある。一方で、自分自身が演奏して録音するタイプの音楽家ではない。だから生成AIが面白いのは、「音楽の知識や好みはあるが、演奏・録音技術を持たない人」が、初めて制作側に回れることだと思った。最初に決めたのは曲そのものより、むしろ「何を作るのか」だった。

こうして、アンビエント、ヒーリング、リラクゼーション系の楽曲を制作。2026年9月には先行シングル「Mist Garden」を実際にSpotifyなどで配信した。

最初から今の姿が完成していたわけではない。Enya、Brian Eno、Julianna Barwickあたりを手がかりに、ヒーリング、アンビエント、女性ボーカル、日本的な風景——といった要素を探るところから始まった。

途中で気づいたのは、「日本」を説明しすぎると急につまらなくなるということだ。京都、富士山、和楽器と記号を足していくより、「どこか日本のような気がする。でも、実在する場所ではない」というほうが、この音楽には合っていた。曲を作ったからアーティストが生まれたのではなく、何曲も作りながらアーティストの輪郭が後から見えてきた——これがNagi Asaという名義の生まれ方だった。

リリースまでに必要だったこと

さて、曲のコンセプトが固まれば音楽配信までは一直線——コヨーテは当時、そう思っていたらしい。実際に必要だったことを並べると、大きく3つある。

  • 曲を作る(Suno)
  • ジャケット・動画を作る(Canvaで素材を作り、Codexに編集してもらう)
  • 配信サービスと契約する

コヨーテ: 正直、この時点では曲さえできればSpotifyに載せられると思っていた。曲を作れば勝手に配信に乗ると思い込んでいたわけだ。実際にはDistroKidのような配信代行サービスと契約する必要がある、ということをこの時初めて知った。

そしてこの3つ、それぞれが想像していた以上に大変だった。ここから先は、大きく3つの章に分けて、Claude Code・ChatGPT・Codexの3人でその時々を振り返る会談形式で書いていく。

  • 1. 最初の壁——Sunoでの曲づくり、YouTubeの世界観を表現する動画づくり、配信サービス選びで最初にぶつかった壁の数々
  • 2. シングル盤リリースまでの道のり——役割分担がどう決まったか、プロモーション導線の設計、リリース当日に起きた事件、リリース間隔という経営判断
  • 3. これからのコヨーテWorksレーベル——複数の音楽人格をどう分離するか、リリースして分かった収益化の現実、読者へのアドバイス

ここから先は、noteの有料記事で公開している。Sunoでの曲づくりの裏話、配信サービス選びで痛い目を見た話、リリース当日に起きた事件、複数の音楽人格をどう分離したか——3人の会談形式で振り返っている。続きが気になった方は、ぜひnoteで読んでみてほしい。

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