AIと夜に議論するのはいい。でも、昼間にふと気づいたことはどこへ行くのか。
【ログ#003】でも書いたが、AIはセッションをまたぐと前の会話を忘れる。夜の議論で決めたことも、翌朝には白紙に戻っている。
この課題に向き合いながらいくつかの仕組みを整えてきた。今回はその中から、Dispatch・求人自動取得スクリプト・Obsidianの3つについて書く。
Dispatch──「思いつき」を逃さない仕組み
仕事の合間、スマホでふと思う。「WordPressのプラグイン、そろそろ乗り換えを検討したいな」。
これくらいの小さな思いつきを、夜の議論まで持ち越せるか。メモアプリに書いても、結局夜には「何を書こうとしたんだっけ」となる。
そこで活用しているのがDispatchという機能だ。スマホからAIの秘書にメモを送っておくと、秘書がそれをリモート伝達事項.mdというファイルに記録し、夜会(毎晩行う定例ミーティング)の第2議題で必ずおさらいする、という流れができた。思いついたその瞬間に流せるのがポイントで、「忘れないうちに伝える、夜にじっくり議論する」というリズムが自然とできてきた。
小さな気づきがその場で消えない。夜にまとめて深掘りできる。たったそれだけのことだが、これが思いのほか効いている。
求人サイト自動取得──AIが書いたスクリプトが毎晩動いている
営業の話も少し。
LancersとクラウドワークスのそれぞれにPythonスクリプト(lancers_fetch.py / crowdworks_fetch.py)を用意し、毎日19時・20時に自動で新着案件を取得・ファイル保存する仕組みを整えた。夜会の冒頭で「今日の新着」をすぐ確認できるようになった。
一点、正直に書いておく。このスクリプト、コヨーテは一行も書いていない。すべてAIが書いた。
「こういう仕組みを作りたい」と伝えると、AIが設計からコードまで仕上げてくれた。コヨーテがやったのは「これでいこう」と承認することと、動作確認だけだ。
ただし、完璧ではない。自動実行はされるのに、ファイルへの保存処理が時々失敗するという不具合が出た。原因は完全には特定できていないが、現状は手動での再取得でカバーしている。完璧ではないが、動いている。それがリアルな現状だ。
Obsidian──「第二の脳」として育てている途中
もう一つ、じわじわと育っているツールがある。Obsidianだ。
MarkdownベースのメモアプリをiCloud経由でスマホとMacに同期し、日々のアイデア・気づき・年表データを少しずつ貯めている。「My Obsidian」というVaultに、日次ノート・アイデアメモ・自分データベースなどのフォルダを設けている。
まだ「メモを貯める」段階で、活用と呼べるほどには使いこなせていない。ただ、データが蓄積するにつれて少しずつ可能性を感じてきた。
ひとつ具体的な動きとして、ObsidianのVaultの絶対パスをコヨーテWorksのProject.md(AIとの共有ファイル)に記録した。こうすることでAIのCOO(コヨーテWorksで戦略担当を担うAI)がVault内のファイルを直接参照できるようになった。まだ入口に立ったばかりだが、AIと記憶を共有する仕組みとしての可能性を感じている。
NotebookLM──使い方を変えて活用中
やろうとして、やめたこともある。
「NotebookLMでLancersの新着案件を自動で調べられないか」という案があったが、NotebookLMはブラウザ操作が主体でAPIでの自動連携が難しく、「不確実すぎる」と判断して見送った。
ただ、完全に使わないわけではない。今はClaude CodeやObsidianに関連したYouTube動画をNotebookLMに読み込ませて、WordやPowerPoint資料にまとめさせるという使い方をしている。こうして作った資料を蓄積しておいて、近々Claudeに読み込んでもらう予定だ。
「AIに何かをインプットして、別のAIに活かしてもらう」という連携の形が、少しずつ見えてきている。
まとめ
Dispatch・自動スクリプト・Obsidian。それぞれ小さな仕組みだが、組み合わさることでAI副業の「記憶力」と「反応速度」が少しずつ上がってきた。
完璧には程遠い。不具合もあれば、使いこなせていないツールもある。それでも、試行錯誤の記録として正直に残していくのがこのログのスタンスだ。
コヨーテ/コヨーテWorks


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