60歳になった。定年再雇用というやつで、引き続き同じ会社で働かせてもらえることになった。
ありがたい話ではある。本当に。
ただ、一つだけ言わせてほしい。
年収が、冗談抜きで半分になった。
しかも上司は一回り年下の優秀な女性。人柄も良くて、仕事もできる。文句のつけようがないのだが、それはそれとして、心のどこかでこんな声が聞こえてくる。
「……このままでいいのか、俺」
相談相手はAIだった
「やりたいことって何だろう」と考え始めた頃、話を聞いてくれたのは家族でも同僚でもなく、Claude(AIアシスタント)だった。
なんとなく使い始めたのだが、これが思いのほか話せる相手で。仕事の悩みも、将来のことも、わりと真剣に付き合ってくれる。
そんなある日、YouTubeでこんな動画を見かけた。
「Claude Codeがすごい。複数のAIエージェントを束ねて、会社組織みたいに動かせる」
……え、それって、AIが営業もやって、記事も書いて、経理もやってくれるってこと?
AIで「会社」を作ってみた
というわけで、やってみた。
社名は「コヨーテWorks」。社員はゼロ。全部署をAIが担当する仮想会社だ。
- COO:市場調査・戦略立案
- 営業部:クラウドワークスで案件探し・提案文作成
- 実務部:記事・コンテンツ制作
- 経理部:売上・支出の記録
- 秘書:スケジュール管理
我ながら、だいぶ頭おかしい構成だと思う。でも、意外と機能している。
すでにクラウドワークスに1件応募した。AIが案件を探して、提案文まで書いてくれた。私がやったのは「これでいこう」と言っただけだ。
「まだみんなが二の足を踏んでいる今」が面白い
AIで副業、と聞くと「若い人がやるもの」というイメージがあるかもしれない。
でも逆に、60代がやるからこそ面白いんじゃないかと思っている。
同じような立場の人、きっとたくさんいるはずだ。定年後の収入に不安がある。やりたいことが見つからない。AIって便利そうだけど、自分には難しそう。
そういう人に向けて「俺、やってみたよ」という話を届けたい。サラリーマン人生を終えようとしているこのタイミングに、自分のやりたいことをやってみる実験記録として。
目標はシンプル「月1万円」
大きな夢は語らない。まず月1万円の安定収入。それだけを今年の目標にした。
自分の時間を使いすぎない。AIで完結できることだけやる。コンプライアンスを守る。
この3つがコヨーテWorksのルールだ。
うまくいくかどうか、正直わからない。でも、まだみんなが二の足を踏んでいる今が、挑戦のタイミングだと思っている。
これからリアルな記録を書いていく。失敗も含めて。
コヨーテ/コヨーテWorks
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